掘り起こし読書第3弾。私が今野敏の本を積極的に読み出すきっかけとなった本。

タイトルは『蓬莱』。

今回で3回目ぐらいかな、この本を読んだのは。この本はホントにおもしろい。
まずは帯の言葉。『そのゲームには「日本」が封じ込められていた!』

これは秀逸ですね。読み終わった今だからこそ、余計にそう思います。


物語はPC版で人気を博したゲームソフト『蓬莱』をスーパーファミコン版にして発売することに関わっての様々な妨害を軸に進んでいきます。
まぁ、初版が1994年ですので、今とは事情がかなり違うのは当然ですが、そんなことは些細なことに過ぎず、この本の魅力にはなんら影響されません。


なぜ『蓬莱』が発売されては困るのか。そのために『蓬莱』とはどういうゲームなのかを徹底的に調べてみた。
そして明らかになった真実。


何がおもしろいって、このゲームの存在がたまらなくおもしろいのです。
国づくりシミュレーションゲームなのですが、そこにはまさしく「日本」が封じ込められているわけです。
日本はいつ生まれたのかー徐福伝説と絡めて展開していくのですが、日本人の国民性のくだりには頷かされます。
だからといって鎖国には絶対反対だけどね。


しかし…この今野敏という人の知識には恐れ入りますね。

爆弾から日本史からパソコンから…びっくりです。得意分野は何?と思えるくらいいろいろなことをテーマにしてますよね。


さ、次はまた安積警部補メインの話を読もうかな。そうそう、この『蓬莱』も安積警部補が活躍してました。