竜崎シリーズ第2弾です。

前作ですっかり惚れ込んだ竜崎さんなのですが、今作でますます惚れました。

ここまで私心なく、職務を全うするために正しいと信じたことをやり通せる人はいないでしょう。
だからこそ、竜崎にめちゃくちゃ惹かれるわけなのですが。

今回は竜崎が署長を勤める警察署管内で起こった立てこもり事件と竜崎の妻の入院という2つの出来事が話の縦糸と横糸になっています。


立てこもり犯をSATが射殺したことによって、現場の責任を問われる竜崎。

さしもの竜崎も厳しい監察官の追求に揺らぎへこたれそうになりますが、それを救ったのが竜崎降格の原因となった息子から渡された1枚のDVDでした。


自分の行動・判断を信じていても、それでもどうしようもないこともある。

虚しさを感じる竜崎を救ったのは『戦うのに大義はいらない。ただ信じるもののため、守るべき者のために戦えばいい』という極めて分かりやすいけど、東大卒キャリア官僚に教えられることなどないだろう真実だったわけです。


そこから不眠不休で行われる捜査。
部下との信頼関係。
物語は急展開を見せます。
そして穏やかなラスト。


前作もそうだったけど、この読後感の爽やかさはたまりません。
それは焦点が事件に当たらず、捜査する側の人に当たっているからだろうと思います。

隠蔽捜査シリーズ…オススメです。


おまけ
ナウシカ…改めて見たくなりました。