昨夜の『世にも奇妙な物語』で放映された短編だったのですが、妙に心に残った作品でした。

ある日、古本屋で手に入れた日記帳。
そこには毎日のように「今日も何もなかった」という文字が綴られていた。
1つの小説を世に出したものの、その後は鳴かず飛ばずである主人公は、毎日を鬱屈した気持ちで過ごしていた。そこで、その日記に共感したともいえないのだろうが、翌日「僕も同じ」と書き込んでみた。
すると、そこに文字が浮かび上がってくるではないか。
「私の日記にいたずらするのは誰?」と。
それが2001年の世界を生きる少女と2004年の世界を生きる主人公との奇妙な交換日記の始まりだった。

少女は不治の病で2004年まではきっと生きられないと言われている。主人公はそんな彼女に生きる勇気を持たせようと、2004年9月20日にその病院の白いベンチで逢おうと持ちかける。
何を犠牲にしようとも、その時の主人公にとって、この彼女との約束が何よりも大切なものだった。
しかし、そこで知らされたのは悲しい事実。

日が暮れていく中、一人ベンチに腰掛け、主人公は優しい嘘を書く。・・泣きながら。
けれど、少女はそれが優しい嘘だということを察し、また涙する。

顔も知らない、そんな相手なのに、心から励まし、その相手のことを真剣に思いやっている姿は感動的でした。
涙が出つつも、心が温かくなる・・・そんな素敵な話でした。


世にも奇妙な物語にはこういうお話が時々ありますよね。それ以外にも今回の世にも奇妙な物語は秀作が多かったように思います。「不幸せをあなたに」「地獄は満員」など、考えさせられましたよ。
もちろん、怖い系もありましたが・・・。